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2005.12.25

「ピッツァ大好き」



メリークリスマスということで、お店を閉店後 デリバリーピザでお食事会。 しっかしみんなこんなにピッツァ好きだとは思わなかった… 「いやな、ピザすきなんや…」とかいいながらみんな食べる食べる喜ぶ喜ぶ。もう少し残るかと思ったけど僕にはあんまりあたんなかったよ。 しかしおばちゃんらさぁ好きってみんな一人暮らしなのに いつ ピッツァ食べてるんやろ…デリバリー頼んでんのかな… うーん やっぱピッツァは世界を超えたマンマの味なんですね 。



2005.12.19

「雪見露天風呂」





秋の観光シーズンでお店も賑やかになり、僕もまた 「おい そば のびるやん はよ持ってってや〜! と時に一人でヒートアップしたりするこっ恥ずかしい姿をみせながら 季節は移ろい この日記のデータもトンでしまいながら 遅れた紅葉の上に雪が積もるようになりました。 最近よく降りますね〜。 今日はピン!と来て、チャンス!とばかりに夕方抜け出して 鞍馬の方へクルマで向かいました。 クルマ腹に雪がつくほどの雪にニンマリ。

着きましたぜ 鞍馬温泉 久しぶり。 しかもさすがにガラガラ。 雪景色の杉山の白黒と目の前の積雪と荒れた天候のうなるジェットのような音— 楽しみながら いつものように 火照った体で湯船のへりに仰向けに寝そべる。

降ってきました。 天から雪の結晶が ふっと現れては ひらひらと顔の上に落ちて シュンっと溶けていきます。 口を開けると口の中でも 結晶が分かる気がします。 ひとしきり強く降った雪はやんで 次は星が美しく出てきました。 相当長風呂(一時間半くらいかな)しましたが さすがに空気が冷たくのぼせませんでした。

長くなったのは 途中外人さんが一人で入ってきたので話をしていたのです。アイルランドの人。でも日本語うまいのです。 話をしていたら以前僕の住んでいた 修学院一乗寺に奥さんとBarを開店したって事でした(tomsというお店 ラーメン高安の近くです)で 気になるレストランの話題をしていたら その彼の奥さんが行きたいというお店の電話番号をたまたま僕が知っていたので教えました。 なんかこの番号を彼がゲットする為に この風呂で一緒になったような 気がします。笑 昔はパンクがすきだったらしい。 ノイジーなのも好きで Eノイバウテンのライブも昔お互い見ていたんやねぇ などと話してました。 鞍馬温泉。



2005.12.18

「散髪屋 上野さん」






僕の大好きな理髪店 といっても実際に切ってもらったのは一回しかありませんが、何よりもこんな佇まいの散髪屋なんて なっかなかないでしょう。むっちゃオープンハウスです。おまけに空気がいいの!

僕がよく行く東広島にあります。 行くだけで頭の中から癒された気分になります。 そして上野さんはおじいさんなんですが 「どうしてほしいか 言うてつかーさい、そうせんと切れんのですわ」とニッコリ言うだけで お任せはありません。 細かい注文をその都度 聴きながら ただ客人の思い通りに仕上げたいという気持ちだけは とても伝わってきます。 ですから イメージがなかったり伝えるのが下手な場合はどうなるかはワカリマセン。 田舎というと固定観念が強そうに思われがちですが、思いの自由さに 新しい発見やゲーム感覚さえ 密かな楽しんでいる上野さんなのです。



2005.12.17

「深海魚」








そんな事で大陸的な!?空気の千葉にしばらく滞在した後に 久しぶりに京都へ帰り着いた瞬間は頭が痛くなりました。 地下鉄に乗ると 人々の表情がまるでちがう、なんというか困ったような表情に見えました 笑 で麻呂顔というか。 地下鉄を降りて家まで歩いているうちに もの凄くやっぱり京都生まれてよかったんだなぁと思ったのは やはり自分の器がある程度京都型になってるからでしょう。 すれ違う自転車の学生さん達をみながら、 独りになって何かを作るときには 京都はいいよなって思います。 千葉って大らかで、恵まれて自然と交流しながら忘我にやれる魅力があるような気がしたし、対して京都は 自分の内側の感触を大切に(質感や方向性をいちいち意識しながら)せざるを得ないような空気があって 職人さんが多くて、 ちょっと人間のエゴ的感性が強いのかもしれないけれど、そんな文化もひとつのいのちとして認められてるんやなぁ ってなんだかそう思いながら歩いていました。

しかしながら 千葉に長らくいて帰って来た時の京都の空気は 質量が重いというか そんな感じがしました。きれいに澄んだ海から深海に来たみたい。 そりゃ住まう生き物も植物も違って当たり前か… なんて勝手に思っちゃってスイマセン。

鴨川の海辺。 木更津のおばちゃん達がつくるシンプルな味のラーメン。



2005.12.16

「独り旅温泉In千葉」







田舎の単線電車に乗ってみたい虫がウズウズしてぶらりと。 山の風景にハマりながら窓をあければ 女の車掌さんが飛んできて 「閉めてください!」と叱られ 僕は窓を開けないとダメなんだと説明しようとする間もなく 目で封じ込められました。 多分そういうキャンペーン中だったのでしょうか。

さて渓谷と名の付くいかした駅で降りると やはり温泉郷! やったぜ! 駅前のボロくてデカい渓谷マップを見ていると 横に停車中のボロバスに 勝手知ったるかのごとく、みんな乗り込んでいく。 「こんなのには絶対一緒に乗らない」とか思いながら バスは発車。 温泉郷まで何キロも離れているのにその後やっと気づく。 バスはなんと数時間に一本。 えっ…(T_T) と思ってたら一人の男性が近づいて来て「〇〇様ですか?」と。 いつも間に現れたかその向こうに△△温泉の文字。 チャンス到来! 結局 待ってるお客様は来られてないし 「僕 温泉行きたいの」という謎のおっちゃん(僕)を載せてクルマは温泉へ。露天がいいというと 一番山奥にあるという今年7月にオープンしたての温泉へ連れて行ってくれました。 途中さっきのバスを抜いて!

で まるで連れてこられたような露天風呂は誰もいないし最高でした。 天気がよくて暑い日で ブルーと緑と白の世界へぶち込まれた感じでした…。 今思うと猛烈なタイプのヒーリングデイ だったかも知れません。 バス停まで歩いて降り、そこにあるホテルの人が案内してくれた時間より2時間遅くバスに乗りました…。 タクシーさえ忙しいからと来ないのです。 多分2台あるかないかなのでしょう 一台も見ませんでしたから。 待ってる時間と共になんとなく頭の中で立てていた帰り道のコース予定も無惨に崩れ落ちていきます。 バス停のベンチでは椅子を譲ったお父さんと男の子二人の親子連れ(ホテル情報にやられたもの同士)が律儀に待っていますが 僕はむかいのお土産屋のベンチで寝転がっていました。 気が付くとお父さんが バス来ましたよ! と気絶眠中の僕を起こしに来てくれました。 二時間… 待たすか… 今の日本でこんなとこあるんかぁ〜? と思いながらもひとつ 思い込みが脆くも崩れ去っていきました。 なるようにしかならんかった…。 ありがたい 笑


2005.12.15

「千葉の海2」






社長が「オキちゃーん 今日は太平洋に行こうぜぇ すぐに着いちゃうからよぉ」 と言うのです。 その日は台風が接近しているし 時間は結構夕方だし、僕は専務のカミナリを気にしつつも、社長の瞳と自分の好奇心にスイッチが入り、 内房から外房へと、千葉をひと跨ぎに山の中のドライブウェイを飛ばしました。 するとあっという間の数10分で太平洋側に開けて来て気分も上々。 海ぞいの街に着くと 強風に飛ばされる潮嵐で真っ白、海岸につくとまるで対岸のホテルが要塞に見えるかのような荒れ荒れの だけどたまらなくキモチイイ景色 そして風 受けながらしばし立ちすくんでました。

社長をほったらかしにして… ついつい。 後で地元の人も使わない裏道でしかも海岸線という細道を社長にナビってもらいながら 太平洋のデカさに溺れていきました。 しっかし釣り師とはいえ よ〜裏道をしってるわ 社長。 実にあやしい…



2005.12.14

「千葉の海1」




富津岬は内房(東京湾)でいつも穏やかでした。夕焼けを狙ってよく走りました。向こう側に横須賀が見え、昔、音楽パートナーのアキヲや朝比奈達と8ミリ持ってロードムービーを撮りに行った事なんかを思い出してました…。

海沿いを走ると 独特の なんというか 潮に負けない荒くて太い感じの文化の町並みが続きます。 ひらけた海岸ではパラセイリングをしてます。 そしてたまに現れる単線の電車と、そして駅。 あの移動の目的の為に手段として使われる存在に またまた惹かれてしまっているのでした。 f^_^;


2005.12.13

「なぜか千葉にて」







退院後はしばらく千葉の君津で静養させてもらってました。千葉の空気は京都人からすると 完全に大陸的に感じられる程大らかで気分がよく、すぐにジッとしてられないくらい良くなってしまいました(^O^)/ 。

実はその君津というのは 何度かご紹介しているナチュラルクリーンという水洗いクリーニングの会社があるとこです。 その社長が実はこの春に頑張り過ぎで倒れ(長嶋監督と同じ病気)リハビリのできる家を設けていたので そこに転がり込んだって訳ですね。 で その社長は回復はムリだって医者から言われてたのにも関わらす どんどん良くなっちゃってて( さすが水のプロだけあって 水の不思議な力もあるのですが その話はまた今度) しかも ジッとしてるのが 大嫌いな人なので 僕が少しよくなると 「ねぇねぇ 遊びに行こうよ…」と誘ってくるので 千葉探検の小さな旅にいろいろ行きましたよ。

社長は電池の切れかけた杖をついたロボコップのように しかも時速1キロ未満でしか歩けないのに、 クルマに乗るのも一苦労なのに 行きたくてしょーがありません。 そこでギシギシいう ボロッボロのマーチ(これがサイコーだった☆)を借りて フルスロットルで社長のナビゲーションでいろいろ連れてってもらいました。

社長も僕も 自然を眺めてるだけで恍惚としてくるタイプなので あの山がどうとか たまんないねぇとか たまには黙って二人で仏頂面になってボロマーチの旅は続きました。

富津岬はクルマで小一時間なのでフラフラと良く行きましたね。 千葉はやはり 大陸的な感じと 自然の恵みが豊かで 大らかでした。 山は時に荒々しく大作りで 京都のこじんまりとまとまった感じとは正反対な感じがしましたね。 そりゃそこに生まれてくる文化も感性も違うわなぁ って感じでした。 僕にとってその千葉の自然はベストタイミングの恵みとなりました。



2005.12.12

「そして私もねてましてん」



随分このそらごとも空けてしまいました。 春ちゃんと一緒にめずらしく救急車に乗れたと思ったら今度は独りでまた乗れました。 自分の好奇心で引き寄せたのかも知れません。

7、8月と微動だにできず このペンギンのように足だけパタパタさせて病院のベッドで寝ていました。 そういえばペンギンを洗いながら こんな風に僕も気持ち良さそうに眠りたいなぁって思っていたような気がします。 実際 実は大変気持ちよくただひたすら寝かせて頂きました。 痛みはありましたが お年寄り部屋に独り僕のような若造が入ったため 痛みを忘れなくちゃいけないくらい 大変だったようなきがします(笑)生老病死と自分にまざまざと向き合えたのは まんざらでもなかったと思います。 迷惑をかけずには生きてはいけない性にも、ことさら頷きながら 無為に力が抜けていきました。

2005.611

「おまえはおまえでちょうどよい」




というお釈迦様の言葉がありますが 今の自分の環境 境遇 家庭や人間関係 全て今の自分にとってちょうどいいくらいなものが与えられている ということ。 乗り越えられない壁はない という言い方にも置き換えられるかもしれません。
何でそんな話かっていうと ゴールデンウイークからずっとお陰様でだる満も賑わっていたわけですが そんな中 春ちゃんの事故があったり 実はフロアスタッフの一人の病気が分かって入院中だったり あとのスタッフも腰いためたりして フロアスタッフたったひとりで週末の営業をしたりもしたんですね。 そんなときのスタッフの皆さんの心意気が さわやかで素晴らしいと思いました。 その人数で営業をするシュミレートを頭ですると どう考えても出来っこない ムリだよ っていうような売り上げを 終わってみれば何日もしました。でもみんな ヤバいですね とかムリですよ なんて言う人やそんな雰囲気がないどころか 次の自分に訪れるゲームのシーンに賭けるような 静かな期待感や なんとかなるだろうという安心感がありました。
懸念をテーマにした世間体的意識とは別次元だったと思いましたよ。 その瞬間に自分ができることに集中してましたし 結果的には素晴らしいサポート体制だった。 いい経験させても
らっていると みんなが言う。 有無をいってるヒマなかったすからね。

「転落しましてん」




5月11日昼 二階にいた僕の耳に階段から音が飛び込んできた。

…ドドドドドドン! バシン!

…まじっ!?はっ!として叫びながら飛び降りていったら 階段の登りぐちの方に頭を向けて倒れている春ちゃん。 意識はないけど 頭を強く打ったのだろう 発作的な呼吸…すぐに救急車を呼び病院へ…

事故の成り行きを説明し、 頭のMRIを中心に充分な精密検査をしてもらうようにお願いをする。

夕方、先生が出て来ておまけに車イスで春ちゃんも。 「意識戻られましたよぉ おしっこ行かはります」 … よかったぁ!

僕 「どうですか?」

先生 「脳波は乱れてるんですけどねー 」

僕「本人はきっとビックリしてるんですよ 何しろ76ですから」

先生「それが住所を途中までしか言えないんですよ」

僕 「あぁ 住所すごく長ったらしいんですよ 京都風で。僕もあそこは途中までしかわかんないですもん。で?」

先生「今後 気をつけて見なくちゃいけないところはあるんですが … 階段から転落されたんですよね?」

僕 「すごい音でしかも頭を軸に向こう方向に一回転してますから」

先生「不思議なんですけど 跡がないんですよねぇ そういう 骨折やヒビの疑いどころか、打ち身のあとさえもワカラナイ… んです」

僕 「とにかく よく調べておいてください」 といいながらも 僕は守られてるなぁ ありがたいなぁと思っていた。

その夜 春ちゃんは救命センターで、僕の「ひょっとすると死んだかと思った」という言葉に微笑みながら「おなかすいた」と出されたご飯を食べては 「 わりにおいしい したぁるわ。そやけど、この点滴 かなんわぁ…」 と今度はホンマに嫌そうにぼやきはじめた。 僕はホッとしながらも なんて純なんやろか。と感心していた。因みに春ちゃんは二階にいた時からついさっきまで記憶は全くないらしい…

で特に異常もなく10日ほどで退院した春ちゃんは6月に入り、ますます元気に復活しています。 特大海老の天ぷらも順調にでています。春ちゃんが丈夫だからというのではなく、そのさらに飄々とした姿に なんともいえず安心させられているのです。

2005.4.13

「育ちのよさ」


↑星がいっぱいをすり抜けて
ならぬ さくらいっぱいをすり抜
けて

今年のさくらは一気に咲いて、そして一気に散り始めていますね。気温もずっと‘寒いか暑いか’って感じですし、さくらもアッサリして見えます。それとも僕の感覚がボケてきてるのか。 まぁ散る前に花見をと、二条城のライトアップに誘われ、行ってまいりました。

門を抜けて現れた満開の白く光る圧倒的な桜にちょっとびっくり。近寄るとなんだか花がデカくてまたまたビックリしました。グラマーでした。 逆境と戦い、内光る感じでも、山の谷合いのしたたかな美しさでもなく、 お城の中の育ちの良さとでもいうのか、独特のキレイさと誇りもあって なんだかこれも京都らしいなぁと 思ったのでした。久々の日常ではない京都からの発見。


2005.4.11

「桜」




だる満の二階、ホントはもっとスペクタクルに桜が美しいです。 人もいっぱいです。 でもうまく携帯の写真には映らないので、日曜明けの夕方、密かに人がひいてからこうしてサボっているのです。 一昨日と昨日でこの小さなお店に700人のお客様、スタッフは走り回ってお祭り気分ってありがたい事を言ってくれます。

こうして見ると 突然 枝にモコモコと花がつくのですから ビックリしますね。 果たしてこの桜の風景、 いつ始まっていつまであるんでしょうか。 遠い昔 桜にまみれた人はさぞかし気持ちヨカッタだろうな。


2005.3.25

「325」




もうすぐ4月になろうというのに、何やら寒い。野菜の仕入れに向かう高速にて、確か去年の3月始め頃、トンネルから脱出際の春の日差しの気持ち良さを書いたっけ… 今日は陽光がオブラートに包まれ、何か外なのにトンネルのなかのようで、トンネルの出口に向かっているようにも見えるグレーの世界っすね。 何か揺すりたくなるようなはじける前の気分。冬の匂いも春の香りもしません。 鼻がつまってます、 3月25日。

2005.3.17

「牛肉の塩漬け」




ヤボ用ついで、独り表参道で真っ赤な(自家製)パストラミビーフたっぷりりのサンドイッチ。値段が他のメニューより高めで注文する人も少ないのか、この僕の好物を注文すると、キッチンの体格のいいヒゲのお兄さんが、ウン!とばかりに気合いが入ったのが分かり、うれしかった。 サービスのお姉さんもとても優しくフレンドリーに接してくれた。

「辛かったでしょ?」 いやいや 真っ赤で塩のしっかりきいたパストラミに たっぷりのマスタードにビネガーの酸味 美味しくいただきました。 あんまり人気がなくても、こういうメニュー無くさないでね。


2005.3.14

「親子丼」




玉子がトローリとなっています。 仕事しながらよく“今のは旨そうだな…” なんて見ています。いつから食べてないかなぁ… いつも食べようかなって思うと 他のものの色気に負けて、食べれない。いつでも食べられると思っている目の前の親子丼は、実は一番遠い存在になっていた。 優柔不断ぎみの私は向こう1ヶ月は多分口に出来ないだろう。オーダーがダブんないかなぁ そしたらもらっちゃおう。


2005.3.13

「元気をもらう応援」




応援してる方もです。今日は京都シティハーフマラソン だる満前の岡崎公園がスタート地点 とはいえ約一万人の参加者の、先頭から最後尾までぎゅうぎゅうの人だかりが通過するのに約10分くらいかかるでしょうか。 一万人分の気迫を受けて、おばちゃん達 上機嫌。 納入業者の社長さんなんかも、陽気に手を振りながらいつもとまた違った顔を見せながら通過していくので、春ちゃんなんかは ウケているんですね。喜んでます。

尚 おかみさんは渾身の声を張り上げ、「ワッショイ!ワッショイ!」と叫び続けているので たまに走っている人が ちらちらビビって見るほどです。 その様は 火にかけた豆がパチンっ!とはじけているように僕はみえるわけです。 元気よすぎて パチンっと顔に当たって 痛っ! て感じですが 笑 おかみさんの元気にはホントに感謝!そしてランナーのみなさん 毎年お騒がせしております。

2005.3.10

「夕飯」




一気に日が長くなりました。 いつも一気に変わる気がします。夕飯にミンチとマッシュポテトのグラタン、明るいのがうれしくて外へ飛びたっていきます。 シュウー

2005.3.7

「春キャベツのパスタ」




夕方、寺町二条のトラモントのアンチョビの効いた春キャベツのパスタ。トラモントこそ 大好きな人種交差点の店のひとつ。 綺麗なお姉さんがパスタを食べてる横で、公務員のスーツのおじさんが“冷コー”を前にお昼寝。その横は昼休みの某シェフがビールと生ハムとパスタ その向かい側は近所のおばちゃんがワイン片手に「いいだこある? こないだのすみ煮の…」なんて言ってる。 店内は完璧に昭和の喫茶店。テーブルのたてメニューも喫茶メニュー。 おやじは冷コーで昼寝。

しかしいつものパスタの茹で汁のしっかりした塩のあて加減、そこからくるソースとの絡み具合、 くったりとした茹で加減のパスタはモグモグとまさに喉元に引き込まれ… 日本人のご飯として胸の底から喜びが込み上げてくる。これこそ本物!京都に生まれてヨカッタァ。 イタリアの下町との胸の底の心地よさで融合されてます。 だからこそ人種も交差できますぜ!

ちなみにキャベツとアンチョビのパスタで思い出すのは麻布の ダノイ 。 多分このメニューを発信したリストランテに十数年前、当時の東京の彼女を連れて食べに行ったなぁ。 あのときのあの味はまだ舌の上に残ってますけどね。

2005.3.3

「新作試聴会」




夜は僕と同じサブライムレコードから作品をリリースしている友達レイハラカミさんとチャパリさんの新作が出来たのでと、新作試聴会 (笑) をしました。 タンツムジークというユニットの僕の相方のアキヲも遊びにきました。

チャパリはマジカルパワーマコさんばりのエグい音処理も天才奇才ですが、今回は自分で叩いたドラムも入れて音数を絞り、女の子ならではのカッコイイ感じの、シンプルなポップ感がキュート ストリート感があって 不意に外で聴きたいって感じでした。

ハラカミ君は 最近は矢野顕子さんやくるり UA 等等 コラボで忙しくしてましたが、自身のピュアさが結晶化されてて、 最後には黙り込んで聴いてしまいます。 僕はポップだなぁと思いますが商業ポップスの反対側みたいな感じです。 内面を突き通して外の世界に優しさ滲み出るみたいな感じもしました。

お二人とも聴く人たちの事を凄く考えてる人たちだと思うのですが、なんていうか個の奥底に向かって行って、共有感が滲み出てくるのと、外の空気へ向かって行って、それぞれ個の持つ共有感が出てくるのと、アプローチの違いで、とても色の違う作品ができるんやなぁと思ったのでした。

音楽って繋がってるという魂の快感みたいなもんかもしれませんね。対象は人でも自然でもなくて。 それにしても ワイン4本に白ビール5本に梨の蒸留酒に… よう飲みはるわぁ アイツら!

2005.2.21

「毎朝の姿」


ここんところの厨房の皆さんが登場する絵は踊ってるとかのものが多いので、朝の一生懸命な!? 姿を後ろから盗撮です。 春ちゃんは天ぷらを、北村さんは ごま和え用に煎ったごまをすっています。 たまらなくいい香りがしています。このごまで和えたての、今なら例えば はたけ菜なんかの青菜は たまらないものがあります。

この絵のBGMには クラフトワークのナンバース なんかが合います!

2005.2.20

「ウームカフェウーム」

北白川の a wombのカフェ営業の最終日(これからは懐石コースのお店になります) 湯葉クリームカレーの食べ納めに行ってきました。ポップ感たっぷり料理。マッサージも最終日だったようです 今日はおんなじフロア内でベッドを置いて。 ウーム(子宮)の空間ならではのとけ込んだ光景でした。

2005.2.19

「サラダスキー」




朝昼はおばんざいが多いですからねぇ。夜はデカ皿にてんこ盛りサラダです。バクバクと5分間くらいでペロリ。 本当は夜は人が作った煮物なんかも最高なんだろうなぁと思いますが 夜のサラダって翌朝凄い気持ち良かったりします。 身体を冷やすとかいいますが 食べたいもの食べて 気分がホットになります。(^^ゞ

2005.2.9

「百万遍」




百万遍の交差点。京大のあの石垣、そして学生さんが 右も左も確認しないでチャリンコで突っ込んで横断してくるけど事故はあまりない。 で 京大のかの石垣といえば、演劇や講演会の手作りたて看板も面白いところ。この石垣が撤去されるようで、反対派の学生が資材を集めて(確かに京大の中には 誰のでもないような無料の資材がいろいろあるような気がする)石垣の上にカフェを作っていた。 ただこの寒い季節になっても24時間ずっと誰かいるみたいだし よくやるなぁと思ってみている。 なんかこの雰囲気って 大義名分を作って あとは小理屈なしにやってしまうという 今っぽくない学生の匂いがして なんだか意味なく面白い。“やってる気分”特におっちゃん達は興味深そうに眺めている。

こたつに本棚があるけどなんの本だろうか?ニーチェとかかな.笑 コーヒーが50円で飲めるらしい。反対派も賛成派も こたつでゆっくり語り合ったりしましょうということらしい。

この石垣は僕も昔、友達の研究室に行くのによく登りました。苦手でした。(もちろん僕は京大生ではなかったです)

2005.2.5

「ステーキスキー」




たまーにしっかり肉を食べたくなります。手頃な値段で最高に楽しませてくれる行きつけのビストロ数軒ありますが、イメージするものが食べたい時はつくります。
今日は牛肉のクラシタという部位の塊をステーキにしました。約400グラム ペロリ。外はパリパリ 中はレアレアです。レモンをたっぷり絞ります。 でも日本のお肉は醤油でたべるのが一番好き。 さて塊の残りは赤ワインとハーブ スパイスに漬けておいて 煮込みをつくりました。 超無骨ですが 超濃ゆ〜いドミグラスで 我ながら鼻血が出そうでした。因みにサラダはてんこ盛りです

2005.2.2

「雪印☆」




久々の大雪、とんでもなく大変な地方もあるようですが、京都市の北側にある僕の部屋あたりでは積雪15センチくらいでしょうか。せっかくなので早速出掛けてみました。

京都市内ではめずらしく 車道にもしっかりと踏みつけられた圧雪で真っ白。これでやっとスタッドレスにした甲斐あるわ 笑 などと思いながら 見慣れた街並みの化粧顔を楽しんだ。

面白いのは登校中の小学生の動き。無邪気に喜んでると、全く予想のつかない動きをシテイル。 見ているこっちもなんか面白くなってくるのです。

見上げる落ちてくる雪の動きもそうですね。

2005.1.23

「女性は六十を過ぎてから本当の青春が始まる」




んだそうです。子育ても終わり 役割からも解放されてから 自立して楽しめるのは女性で 妻を頼りにしていたような男性はどんどん… と。
女性は元気ですね。僕の友人のまた友人のおかまちゃんは 女性ホルモンの注射を打って、この世界のものの見え方 色の輝きがまるで変わってきたそうです。 女性の感受性って… やっぱすごいのかも。
すごいのは 70代60代のだる満の厨房トリオ。 まぁ元気だし なんか年をとるほど少女っぽいし、 ホントにそんな薫りがします! (嗅いでる僕はセクハラ変態男!)
ふざけて無邪気で どこへ行くんだ〜?

2005.1.14

「だしの味と京の空1」




去年の暮れから、朝だしをひいてます。それまでは親父のこだわりの部分でもあり、僕はたまにしかひきませんでした。 やりだすと 殆ど違いのないような火加減や調理タイミング、動作のスピードで、昆布や数種類のカツオの味のバランスが変わってくるので、ついインスピレーションに甘えて遊んでしまいます。ただし、気をつけてるところといえば、あまりこだわり心をだすと 味が硬くなるのは必至です。
さてそんな頃 つい僕は理想の味を求めて、レシピを変えていきます。このあいだ(今日のだし、これって割とスッキリしていいんじゃないかな?)と思った日、常連さんに そっと二種類のそばをだして 感想を求めてみました。 その答えは僕の予想とはちがい、そのひとつ前の時のだしが美味しいというものでした。「だってこっちのほうがカルいですね 」と。 なるほどなぁとおもいました。 カルい味だとお客様
が言われた方が味覚的にはしっかり味でした。「芯が通っている」と形容された方もいます。 なるほどなぁ と思いました。凝り出すと、作り手にしか分からないこだわりが出てきます。ですからアーティスト(作者)エゴみたいなものかもしれません。
でも本当の作り手は僕ではないと思ってます。 僕の思いの事情よりも、本当の作り手のほうが大切でした。 つまり(だしの方としては どうなんだろう?)という視点が実はおもしろいのです。たとえば自分の好みではない味の日は、ひょっとしたらその日のお客様層に合ったおだしなのかもしれません。
だしづくりも「これって何?」というような問いかけみたいなというか、会話のように聴き続けるとき、たまにピーンとくる遊び心がなかなかおもしろかったりします。 そこには既に満足感があるような気がします。「チーフよろこび〜☆」ですかね 笑

そういえば、昔 たまにだしをひいてたときに特徴的にでた 舌の上をコロコロ転がるような後味が最近はありません。厨房のおばちゃん達もそう言います。 なんでかなぁ。

2005.1.12

「カモメはカモメ」




毎年 冬になると 店の前の疎水や鴨川にたくさんのユリカモメがやってきて、京都市民からエサをもらったり 結構仲良くやってます。人に対する警戒心が少なそうです。 餌をやるふりをして手をふると 餌をキャッチしようと 口をパァーと全開にするのがかわいいです。十回目くらいまで懲りずにやってくれましたが、その後は相手にしてくれなくなりました。。

2005.1.9

「元気そば超人気」




塩スープをベースにしたにんにく風味のあんかけの元気そばがすごく人気がある。 老若男女問わずだ。 座るなり注文するリピーターの方が続出。 何を隠そうこの元気そばは いつも「 あつい!あついなぁ!」と元気一杯、まるでおてんば少女(に僕には見える)の70才、小西さんがつくる(だるまん日記のわてら陽気なチュー房仲間・参照)。 ベースとなるスープをとるのも小西さん。割と時間と手間のかかる調理をするのも小西さん。3つオーダーが入り、途中でまた4つ。出来たらすぐさままた4つと 次々オーダーがはいる。その度に僕が 小西さんお願いしまーすと オーダーを通すのだが、そのときの小西さんのオーダーの 引き受け方が サイコーだ。 小西さんが係りの洗いものは山ほどたまってきても、 はいよ〜 とばかりにカルイカルイ。余計な事はアタマにございませんぜ。時に冗談いいあいながら 時にちょっとマジな顔になりながら、淡々とつくっていく。けっして焦らない。そしてその絶妙な 間 こそも 軽く詰められていく…笑!.スー

プのコクになると 僕はにらんでいる。 そしてなにより静かにジワリと創作の時間を楽しんでいる… やはり僕には小西さんのつくる 本物の元気そばは 決して真似が出来ないのだ。

2005.1.8

「あけましておめでとうございます」

あっという間に新年も一週間がたってしまいました。 大晦日は雪でしたね。 雪のなか沢山の常連さんに 夜中に逢えるのは、なーんか修学旅行みたいな感じ???で新鮮でちょっと嬉しい感じ。お正月も、遠方から年に一回来られる方々なんかがいらして、厨房のなかから目が合って あっ…と微笑みあったりして とても家庭的な気分になりました。

さてお正月ということで、この頃に美味しいおばんざいをおばちゃんたちがこさえてくれますが、 特に今ハマっているのが 山椒をきかせた“たたきごぼう”。 いい香りのごまをたっぷり、山椒とお醤油と、 繊維にうま味が染み込んだごぼうの食感が病みつきになり ついぽりぽりとやってしまいます。 こういうのってしらずのうちに 京都人DNAにまたスイッチが入ってしまってるんだろうか。 心のなかで (もちょっと山椒効いたのほしい…)といってしまう。