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そらごとTOP
2005年のBack Number
2003年のBack Number
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「DA RU MA」 |
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僕がまだ生まれる前のだる満で使われていた 昔、マスターのデザインしたコーヒーカップ 。ある日たくさん出てきたのを某所にて使って貰ってます。 なんかレトロモダンな感じと、楽しさ思い込み一直線な行改 DA.RU.MA.というチョット分裂脳的 無邪気デザインが、田舎の某所にしっくりきてる…というより優しく包まれている感じがしました。 |
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「位相スリップ」 |
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山奥の車の立ち入りも禁止されてる方に現れた谷は なるほどと思わせる静けさと気高さがあった。 なんとか流れまで降りて、買ったばかりの長靴で水辺を歩きだすと 意外とグリップが効いて歩けるじゃん! って感じで岩場づたいと浅そうな水の中を調子よく行進し始めて5分 見事に岩肌にスリップ、 立ったままの姿勢(これがマヌケ!)で太ももまでゴボゴボ〜っと、もちろん長靴の中にもゴボゴボ〜ッと清流が… ‥あぁ————‥ 気持ちいぃ———こともなかった。瞬間自然と一体にはなれなかった。 どうもサバイバル系 (何がサバイバル?)には集中出来ない。ゲームやマンガもダメ。生きるか死ぬかは 即死かもしれないなぁ 笑 帰りに寄ったキレイな海に、着替えもタオルも無いけど飛込んだ。一応パンツは履いて。帰り道のノーパンジーンズは新鮮だったが すぐにその事実は忘れて 夜 あらっ と思った。
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「瞳」 |
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雨のなか 修学旅行の中学生の男の子ひとり びしょ濡れになって歩いていた。 「僕 すぐそこやからいらんしあげるよ」 と言うてビニール傘をヒュッとあげた。 店まで走って帰ってしばらくして…「おかえりなさい・いらっしゃい・」とお客さんを出迎えると そのさっきの中学生のみんなだ、どうやらあとを追ってきて 店をみつけたみたい・エプロンをしてたので分かったのだろう 「あれれ 来たの!気ぃつかわんでいいのに」と彼をみると、 なんともすごい瞳で僕を見ている… 何かを発見した と同時にあふれんばかりの気持ち… 歓びが 彼の瞳を通して僕のなかにも感じられた。 彼のホントウの気持ちとその瞳にはお返しの表現のしようがないと思った。 素直にココロ動かされた。 まいったなぁ と思った。 ビニール傘が何本も買えるくらいみんなでいろいろ甘いものをいくつも食べてくれた。 |
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「快雨」 |
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夜・ベッドに入って、更に雨音が増した。 窓を少しだけ開けて、雨風の湿度と香りを感じながら、目を閉じ、360度の雨音の動きを聴いていると、とても力が抜けた。 全てがひとつに溶け込んでしまうようだった ザ——— はやがて テンポを落としはじめ ポチポチ… とひと粒ひと粒のビートを叩きだした。 あ〜、わしゃあ まるでマッサージしてもらってるみたいじゃったぁ。 |
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「母の日」 |
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だる満にやって来る、お母さんにプレゼントは、やっぱメッセージしかないな! と 花形の薄焼きのクッキーにチョコレートで 心を込めて 書いた。 「ヘッタやなぁ〜」と ケチョンケチョンに言われた。 確かに、へたやなあ と思いながら書いた。 いろんなお客様の顔を思いながら書いてると 何となく 幼児の気分で書いてる自分。 知らない筈の母ごころを 想像しつつ。 人、女性に流れる 母性、をおもうと、ホントは全くの 無力なままな自分を許されてるような暖かさと無邪気な自分を一瞬 感じる。 ちなみに チョコレートはゆっくりしか書けないので(お) のときは おぉっ! て気分で ( かあ )のときは カラスな気分で (さ)は ムツカシ〜な気分 (ん)のときは ん———— な気分で書いてしまう。 一人で来られ、“おばんざいのもりあわせ”と“にしんそば”のおだし 「おいしいねぇ」と、一滴残らず 飲んでくださったおばあさんに プレゼントしたら とても喜んでもらいましたが、 なんか 優しかったなぁ 小さなおばぁさん。 |
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「AUDION」 |
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オウディオン、ロシア製のコンプレッサー。 ムチッ…ではなくパッツンパッツンに効いてしまう、直線的でぶこつなルックスそのまんまの音。 久しぶりにミックスしてると 左右全く同じ設定なのに 右の音がだいぶ小さい。 長年使ってるし、まっ しゃあないな と思って ノブを回した瞬間 なぁんでこんなにバカでかい…ってな音で 「 ガガガッ … ガバババッ バリバリ ガッシャ————ン 」 おまけにそのチャンネルのエフェクトがかかり まるで稲妻雷鳴。 ホンマに光ったような気までした…。 果たしてこのノブを回したのは何年ぶりか… 怖いよ〜 ロシアのコンプ。名前はオウディオンなのに。 オーディオに ンをつけて オーディオン! |
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ゴールデンウィークかぁ。ってことで、一刻もはやく料理がお客様に届くようにと、おもに厨房でおそばをゆがいたりするフリをしながら、厨ボウトリオと しりとり大会にいそしんでおりました。嘘 (とかなんとかいいながらも実は必死…お待たせしたお客様、ゴメンなさい) で、たまにフロアにでると、“あっ…おばんざいテーブルの料理が減ってるやん〜、「今から料理の入れ換えをします!。」なんていいながら、前に立っておばんざいを見つめている外国人さん、あーこの人コトバわからんなぁー、また ソーリィ フォア プアー イングリッシュやなぁ、 なんて思ってたら、テクノ アーティストの Mijk Van Dijkと友人だった。 みんな黙ってきやはるしなぁ。 そう!みなさん お電話頂けましたらお席用意しておきますよ。 |
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「サラダ病・更に」 |
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昼は毎日菜の花のおひたし。そして今夜もサラダ、今夜はリヨン風。 僕の部屋からこちらはふらりと徒歩3分。たった8席のフレンチは気軽に寄るし。満席で気軽に断わられるし。兄ちゃん黒Tシャツにフチ太メガネやし。おまけに安いし。フレンチ好きそ〜やし。と。 てんこ盛りの葉っぱにトマトにポテト、カリカリ豚の塩漬 トロトロタマゴとくれば、私はパンをちぎってサラダにパラパラ。葉っぱのサクサクとパンのギュッと酸味と塩気の渾然一体の食感が最高。 そして翌朝の気分はいつもこれまた最高。 |
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「オトコの勘」 |
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昨日の広島のたけのこに続き、今日は京北 朽木 福井の美浜へ山菜ツアー。自然好きだと思っていた僕は それは憧れだったとおもわされるディープな自然だった…。(自然に酔った) ナビゲーターは親戚の典ちゃん、歳は70代で詳しく知らないが、たまにいやはるでしょ、スゴい‘ハイ’で足腰ビンビンで、遊び人風情で 「あんた昔 スゴかったやろ〜!」みたいな人。 かれこれ50年以上はこの辺りの谷という谷には入り尽くしていてモーレツに詳しい。テロワールよろしく、そのエリア毎の陽当たりから温度、そして山菜の週単位での作柄状況も知り尽くし。永年に渡るその実データと その日の風に対する臭覚に基づく 鋭い勘。 運転の僕に「…おっ!おう、ちょっとそこ入ってくれるけ…」 窓から新芽の美しい緑のグラデーションを眺めながら、ホントに心底たまらなく気持ちいいんだろうな、満面の笑みに目はキラッキラのクリックリ…になってきた。 まるで欧米アニメに登場のかわいい子供キャラが不意にケーキをブレゼントされ 「ワァーッ!!」 となってるそれ。 おっちゃんの自然と一体化した快感と情報を、僕と同行のマスターも享受しながら ありったけの山菜にありついた訳です。 自然に向かう自然美好きの人、 それは間違いなくオトコを思わせる。 そのピュアさが僕には美しい。笑 あの疲れたら負け的な、仕事もアソビも全部好きなことしかしない遊び人は、宇宙からみれば究極の真面目人かもね。 (今日の出来事は、マスターの天真爛漫にも書いてくれますので、見てみてください。) |
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「独りでは生き残れません」 |
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![]() ![]() 「 ほら おきちゃん こういう 風に掘るのよ エヘへ 」と お・やおやハウスの竹内 ブチョー 優しい阪神人
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東広島の 松島さん(超おいしい“志和牛乳”の松島牧場の主、この牛乳、コクがあって‘ちち’らしく、後味さわやかな リミテッドな逸品。季節と テロワールを思わせる 笑・旬毎の味。 こういうものが残ってるのは贅沢な感じですねぇ) から 「裏山のたけのこ、取りにきてつかぁあさいな」と声がかかり、たけのこを掘ってきた。 同行のお・やおやハウス(お馴染みだる満の野菜を仕入れてる) のみんなに 掘り方を教わる。 「 周りを丁寧に掘って 根っこを見定めたら そこをめがけて一気に斧でズバッとやるんや」 OK! やる気満々で周りを掘り、ここやー! とばかりに斧を振り落とすと 見事にたけのこは途中で真二つに スパーっ!と切れている。 二本目も スパーっ!と真二つに… だいたい テニス ゴルフ 野球… この手にはヒットした試しがない。予定通りに身体が動いてないのだ。よく手をぶつけたり挟んだりするし…。その度にアレッおかしいなぁと。 原始の時代に独りになったら まず生き残れないタイプやなぁ と自分でいつも思う。 で、「あかんや—ん」と笑われながら、みんなに掘ってもらった。 サンキューサンキュー。 ちなみに今年使わせてもらったたけのこの産地はこれで3つ目。 1つ目は店でも随分宣伝させてもらって お客様にも好評だった 和歌山の伊太祈曽のもの。無農薬で手をかけられたたけのこ。 白く おおらかな甘味とやわらかさが特徴で、何となく大陸的な優しい印象。 2つ目の長岡京のは ぼくらには馴染みのある香り、 思わずたけのこらしい と表現してしまうそれは収束的だけどいくつかの香りが折り重なった複雑さが繊維を噛み締めると広がる、秘めたるというかなんとなく“イケズ”というか 笑 そんな印象。 でこの志和の里のんは、茹でてみると、すごくニュートラルで強い。 素朴で 自然の力強さを感じた。 その土地の自然や風土、所変われば人の視点も気分も変わる。食べ物もそうだけど、文化はやっぱ、その土地の心の香りよねぇ。 |
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「浜の道を行くべ」 |
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![]() ![]() 浜の道沿いにある屋台に スピンターンにて横付け (うそ)てホタテを食す。 同じような店がズラーっと 10軒ほど並んでいる。 |
能登半島を半周。海はいいなぁ〜イコール南国のような気分に。アレレ南国じゃなかった、南国は海つながりぃなだけ。多分海の町は南というデータが頭にインプットされてる…。 海岸の砂浜をクルマで走れるという道路へ。 今の日本にこんなところがあったか!と思わせたのは、砂浜だからあたりまえとはいえ制限速度の標識もセンターラインもなし。一瞬スカーっとするぐらいの開放感。と同時に感心するのは自由は頭を使わせ、自律を人に意識させるんだろうなぁ なんて思わせるクルマの往行。秩序。 ふ〜ん、と妙に感慨にふけりながら、少しだけ 砂の深い‘道’の端っこでクルマでバギーごっこ。 富山の人に「はまったことある」と言われほどほどに。 束の間の妙な自由体験のアトにアスファルトと標識だらけの道を行きながら、“無責任”を自覚できないほど 何かに拘束されてるのかもなという気にもなる。 バランスは大事なのだー。 |
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「食べ頃。食べられ頃」 |
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「ホタルイカの生、今だけしか食べられないし、生はスゴイおいしいしー」 ということで富山に来た1つのわけを果たしに。 美味いです。 臭みゼロ。プチっ‥とした軽快な歯触りに、なんだか爽やかなカルイこくと旨味。 今しか味わえない旬の生のホタルイカ。 ホタルイカといえば、おじいさんがよく美味しそうに食べているのを見ながら、小学生の僕は、ちょっと苦手な磯のかおりが 大人過ぎて… すこーし我慢しながら、でもやっぱり少し美味しさもわかるという、微妙なものだった。 「あっ これって旨いな」と腹から思えたのは、実はつい最近のような気がする。 というわけで“うま〜い!生ホタルイカ・デビュー”には、今の僕が旬でした。 |
「開き過ぎ」 |
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富山に来ています。どっか行く予定の時はたいてい快晴で 今日もそう。ところで 富山の畑は所々まるでジュータンのごとく色がしきつめられている。 赤 黄色 紫色 …農道に踏み入れますると バガっと口を開いた花が… うわっ何これ?… 富山の人 「チューリップ」 あぁぁぁ… 「開き過ぎじゃない?」 富山の人 「天気がいいから」 うぅぅぅ そうか なんかなまなましいな… 開いたり閉じたり… するわなあ まぁいいや ちなみに富山はチューリップの球根輸出量、世界一らしい オランダではなく。 |
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「プリプリプッププリン」 |
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朝からフル回転で動き続けで夜の9時、 尚笑顔のスタッフに感謝! えっ!? 何? 僕がサボタージュ中に買ってきた 某・恵比寿のなめらかプリンが美味しいからだって? そっかぁ まぁね!って いや最近ホントに思うのは、いくつかのチェーン展開してるスウィーツの店のレベルの高さと美味しいことだぁー!。 もともと 突出したセンスの“その人”を感じずにはいれないような職人さんの店が好きで、反してチェーン展開している人気店の行列には …多分 自分とは味感覚が違うな… なんて思ってたのに、 こないだ貰ったキルフェボンのケーキに眼からウロコがポロッポロ… うおっ!何コレっ‥うっまぁーい!(セレクトも良かった)なんて思ってたら、すかさず貰った 恵比寿パステルのなめらかプリンに目から涙がジョワー! …コレもおいちいなぁ 泣 こりゃ人財の精神健康度を含めて、徹底した管理システムを融合成し遂げた、いろんな意味でバランスの高い味! コクがあるのにかろやかでスッキリ〜! オンリーワンでリミテッドな職人の味も、想いを高く広く開いた味も、どちらも愛の味がしますな〜。 |
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「満開。更に満開」 |
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満開かなぁっと思うてましたらジワって感じで満開度アップしてます。 あぁ 咲いてる〜 っていう桜特有な生理的な訴え感が今年もやはりやって来ました。 つい店の前の桜並木の下へ なんなんだろう?って見に行ってしまいました。 |
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「サクラチルアウト」 |
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だる満の隣 細見美術館で、エレクトロニカ(電子音楽)のイベント。 もともとプライベート感の強い音楽だけど、我が身に飛び込んで来るように届く音と、演奏者の回りで渦巻くだけの音の違いにびっくりするほど。 それって音構成で、最小単位で鳴ってる音に、きもちいい 必然のような愛 を感じないからだろうか…なんて思い出す。 なんでもフォームはあっても、ただ構築するためにディティールをあてはめられたものはどうも苦手なようで。 音の最小単位は旋律も律動も音色もワンセットで一つの生命みたいなもんかなぁ。 ディテールから連綿とつながる全体のフォームは、フラクタルのようにお互いどちらが本当というようなもんではない必然な存在、 そんなカタチが好きなんだよなぁ … などと思いつつキレイなfiroの音を聴きながら、茶室からの いつもの見慣れた岡崎と月の風景に嵌る。 なんか隣やのにホンマに場がちゃいますなぁ。 |
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「家」 |
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だるまん初代(僕のおばあさん)の〇回忌法要。店番の為に行かないハズだったのが、寝坊してしまったので、こりゃちょうどいいとばかりにお店へ向かう時に、法要の行われてる本家へ寄った。 ちょうどおっさん(お坊さんのこと。 注☆イントネイションを平たくすると いわゆる“大阪のオッサン”風になるので注意。 “おっ”にアクセントを置き “さん”は1オクターブ下げるくらいの気持ちで。《 おっ♂さん↓》 )のお参りだった。 コケの山が美しい庭を横目で見ながらもうかなり御高齢のおっさんのいつもの意を抜いたようなお経が心しずませる。 あー いつもこの辺で焼香のタイミングやなぁ という頃になってもおっさんからの指示はない。こういうのにはいつも気を配り、覚えのある本家のおばさんが僕に目で確認合図、僕もいい加減ながらうなづく。 おばさんが、「…おっさん、そろそろ焼香さしてもろてよろしどすか?」 おっさん お経をふと止め、「 そうどす。」 衆知気分でこだわりのない おっさんのなんとも安らかで楽しいお参りである。 もしおばあさんが行きていたら「ちょっとおっさん、忘れたはんのとちゃいますか、焼香さしてもらいますわな」 みたいな感じかなぁと思い出してみる。 初代であるおばあさんといえば、とにかく若い人や、何かをやりたいひとのサポートや応援がしたくてたまんなかった事だけは、僕でも忘れられないというか、自分の感性の形成因子として授けられていることに感謝する。全くフォームは変わっても新しくなっても、それはだる満を、だる満たらしめる伝統の筋であることには間違いないだろうなぁ。 それが“快”と感じるような遺伝子は、たとえ食がなくなっても音がなくなってもカワラナイだろうね。 |
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「辛し和え」 |
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今は旬素材の春野菜がたくさん。春野菜は ハマリもん が多い。 フキのあの香りと繊維を噛み締めたときにジュワっ…とくる含め煮の甘味のハーモニーも、薄く切った うど のあの手すきの和紙を思わせるワビサビたっぷりの自然の風味も、 これまた冬を越して春に食されるものならではの どこかほろにがい味がする。 人って陰陽ってか2元を通してよく分かるのは、そりゃ物理の理の中でやから当たり前か。 それでも最近は、駆け引きとか 苦楽みたいなんなくて、ある方向性をもった一元的なきもちよさが、みんな気分になってきてるみたいですね。 全然関係ないけど あの苦みと歯応えがうまい菜の花!あれに辛苦い からし和えにしたのがたまらん美味い! 苦みをさらに引き出して 辛味もあってつい食べ過ぎている。僕は特別辛すぎるくらいのが好きでパクパクしてたら 顔にまたプツプツがいっぱいできた。 バランスは大事なのだー |
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春の陽差しが強くなってきた。仕入れに向かう高速道路のアスファルトに乾いたザラザラ感が出てきて気持ちいいドライブ。 そしてトンネルをくぐり抜ける瞬間は光に飛込むみたい。 まさに冬の暗みから春の新色の陽だまりが待つ光に飛込む今だけの旬な快感。あー 仕入れ気持ちエエわぁ… |
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「カルみの感性」 |
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岡本さんからもらってきた水菜(2月8日のそらごと参照)がだるまんでとても好評!だったのでオーダーして送ってもらった水菜にそえられていた岡本さんのメッセージメモがとてもカルくて粋だった。 「私の植えました野菜が、だる満さんで使って頂いて野菜も喜んでいると思います。 野菜に代わりまして、お礼を申しあげます。 岡本 」 何ともあっさりカルくてしかし深い。 やっぱりウマいもんつくってくれる人はカルみがちゃうなぁ。 |
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春の陽差しが強くなってきた。仕入れに向かう高速道路のアスファルトに乾いたザラザラ感が出てきて気持ちいいドライブ。 そしてトンネルをくぐり抜ける瞬間は光に飛込むみたい。 まさに冬の暗みから春の新色の陽だまりが待つ光に飛込む今だけの旬な快感。あー 仕入れ気持ちエエわぁ… |
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「カルみの感性」 |
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岡本さんからもらってきた水菜(2月8日のそらごと参照)がだるまんでとても好評!だったのでオーダーして送ってもらった水菜にそえられていた岡本さんのメッセージメモがとてもカルくて粋だった。 「私の植えました野菜が、だる満さんで使って頂いて野菜も喜んでいると思います。 野菜に代わりまして、お礼を申しあげます。 岡本 」 何ともあっさりカルくてしかし深い。 やっぱりウマいもんつくってくれる人はカルみがちゃうなぁ。 |
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「指先の空気」 |
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“ディテールに神宿る”というけれど。 ここんとこずっと 朝10時になると、だる満前では“ラジオ体操第一”が流れる。有線放送のチャンネルを使っているので曲間?! にはピヨピヨ〜 っと爽やかな朝らしい小鳥のなきごえが入ってておかしい(^.^)・ピヨピヨ〜が聴こえるとスタッフがぞろぞろ店の前に出てきて体操タイムが始まるのです。 道往くドライバーさんの視線を集めつつ、躍る!?みんなを見ながら思う。チュー房トリオ(1月号Daるまん掲載)はフロアスタッフよりも動きがオモシロイ。楽しそうなのだ。 指先で空気を感じれる人は、空気とたわむれるがごとくダイナミックに動く。 いや、ディテールの持つここちよさ(この場合、指先の空気)で、全体を構築できる、全体を有機的に結合させて表現できる!(この場合、空気の中で躍る) んな事を思わせるさすがはチュー房トリオの楽しい体操のセンス…。 チュー房トリオのおば(ぁ)ちゃん達は、実は気持ち良さ、自らのなかの“快”を感じながら大事にしながら生きていて、そのピュアさがなんとも魅力的なんじゃないかなぁ。 “ディテールに神宿る”というけれど、ディテールの気持ち良さが連綿と繋がってカタチになったとき、新しい発見や面白さがあるのかしらと、ふと思ったりする、朝の体操の指先でありました。 |
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今日はクルマに乗らないことにした。ふらりと金福寺に入る。芭蕉が詩を詠んだ菴があって、覗くとなぜか自然とミクロな粒子感に襲われる。自然のなかより自然な感じ。そして時間を忘れる気分。不思議。 そのあと叡山電車に乗って鞍馬寺へ。天気も良く山の上の空気は激うま。下り最終のケーブルの時間が迫っているが離れがたい。(笑) だけど雨の後のぬかるみの坂道を歩いて下るのは避けたかった。少し鼓動が早くなったのか一秒の密度が高く感じるけど、得心いったなと思ったところで寺の人が走ってきた。最終ギリギリにケーブルに乗るそう、一緒に走ってぴったり乗って降りた。門を出たところで目の前を走り去る鞍馬温泉のバスに惹かれてバスの後をぼちぼち歩いた。誰もいない露天風呂へ。風呂のヘリに寝そべり暮行く夕焼け空とギザギザの杉山を眺めた。 ところで時間ってホンとは一体どこにあるんだろうか?
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今日の晩ごはんは、出町にある僕の好きな某ビストロに行った。フランスの地方の田舎街料理をいかつい!? 兄ちゃんが独りでつくっている。 京都の持っている空気の良さのなかには、自らの文化と他それぞれの文化を愛する気分があるが故に、生活の中に、人それぞれのチョッとした趣味性を堂々と生活リズムの中に取り入れることを許される空気があるような気がする。 だいたい京都の職人や古い人の物を愛でる感性はちょっと狂的なぐらいで普通なような気がするし、そんな空気も自然に生まれてくるのかもしれない。狭いようで自由、いぢわるなのに無関心!みたいな 笑。 京都は色々言われるけど、匂いたつ文化があるからこそ、次なる混沌のような無形さがあって面白い。 |
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6月16日のそらごとに書いた ミスキャット、拾っちゃったあの生まれたての仔猫を預けた友人の家に行った。 |
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久しぶりに鴨川を歩いた。何年か前は毎日のように北山から出町まで散歩していた。 鴨川はいい公園だ。色んな人が、みんな自然に好きな事をしている。学生がパーティをしたり、絵を描いてるオバサンがいて、サックスや、たまにディジェリドウなんか吹いてる兄ちゃんがいる。 年寄りも子供もみんな干渉もせず、緩やかに一緒に存在してることに安心してるかのような場所。行き交う人々はホンマに色々様々、所詮ひと だ。好きなようにし合ってて楽だわー。なんか好きにしてる人達の、そのここちよさを感じるのが楽しい。 |
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午後になって急に北の山に行きたくなって、クルマを大原の里を超え、 朽木村へ走らせた。 トンネルを抜けるとイキナリ期待以上!の雪が積もっていた。 気分がいいので窓を開けて、冷たくて閉めて、を繰り返しながら走った。 陽が暮れてきて空が冬の灰色になる頃、 気が付くと瞳に映る全てが灰色の世界だった。 雪の白から山肌の陰の黒まで澄みの濃淡の世界にハマってしまっていた。 |
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だるまんのお米を作ってくださってる東広島の岡本さんの畑です。 |
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いろんな人のいろんな話を聞いていてつくづく思うことは、「おもしろいのは、しゃべっているその人だ」ということ。 例えば仮に、同じ内容の話(情報)を聞いていても、それが楽しいことなのか、そうでもないことなのかしゃべっている人によって変わってくる気がする…。 今日1月26日は、だる満の勉強会だった。京都府栄養士会の会長さんに来て頂き、「野菜は生きてんねん」を中心にお話をして頂いた。実はこのお話を聞きながら、だる満のスタッフのみんなは野菜の知識を取り入れながら癒されちゃったのである。 この会長さんは71歳のおばあさん。栄養調査で度々ネパールへ飛んだり、各種講演や報告を過密スケジュールでこなすとても元気な方。中京区住まいで「ほてから(それから)ねぇ〜、ほしたらねぇ〜」とベタベタの京都なまりを早口というかスピーディーに使い、雰囲気もいかにも上品かつてらいのない京都人のそれ。小柄で、なによりその印象から受ける無邪気さは、さすがのだる満の?チュー房トリオ?も顔負け、といった感じ。 その会長さんの飾らない「すぅ(素)」な言葉にスタッフ全員大喜びでお話を聞いていた。 ちなみにこの勉強会に至った経緯は、いつもお世話になっている栄養士会に「旬の野菜と、野菜をより活かす調理法を深めるカリキュラム制作」のお手伝いをお願いしたことから始まった。 その話を聞いて、わざわざ会長さんが打ち合わせに顔を出してくださった。会長さんは「まぁ、そんなんもよろしいけど…まず、野菜のいのちのおはなしをもっぺん…いうことちゃいまっしゃろかなぁ…」そう言いながら目の前で「紅茶、おいし♥…」と飲まれている。 そのときの少女のようなお顔(失礼!)に僕はピンと来た。 「あぁ、まずはそれですわ。その話、ぜひ先生からだる満のスタッフに話して頂けないでしょうか?」。 あの「理屈なんてまったく興味なし」のチュー房トリオも身を乗り出して話を聞いていた。全ての情報を覚えることは出来ないが、ただ一点、野菜という生命を扱う「感性」のかけらが会長さんのお話全般からみんなに伝わったことが僕には感じられた。 あの「やわらかい京都弁」のはしばしを思い出す度、野菜への感性もよみがえってくるに違いない。 人から人へ伝わっていくものとは、案外こういうものかもしれない。 それは、その人が開拓した「真・善・美」という、自然や文化の持つ本質的な心地よさのような気がする。 |
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以前、アンカーリングジャパンという団体の若者達を率いて大勢でだる満におばんざいを食べに来てくれた情熱家の中村圭一郎さん(彼も若くて27歳)がひょっこりランチに来てくれた。何と彼は今、同じ情熱家の友人 源古剛さんと2人で札幌から沖縄までの自転車による日本縦断の旅の途中だった。フランスのMTBに日本縦断の旗を立てて、人にメッセージを送り、人の心を動かそうとしている“気”にあふれている。“久しぶり〜”と握手した瞬間、今、彼らが感じている情熱の心地よさがドンと伝わってきた気がした。二人はまだ出会って一年生。全く違う環境の二人が“日本縦断しよう”の一言で、二人の夢が一つになったらしい。その潔さがカッコいい。 |
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夜、友人とプラネタリウムを観に行った。多分15年以上ぶりな気がする。客は何と友人と僕の2人だけの貸しきり状態。ホテル併設のなかなか上等な設備空間は贅沢だった。上映されたプラネタリウムの終盤に、宇宙飛行士が確かこんなことを言ってるコメントが胸にグッ…ときた。「宇宙へ出て分かったことは、われ晴れは月を近くで見るために宇宙へ飛んだのではなく、わが地球の美しさを見るために来たのだ」…と。 |